Mac信者のHackintosh修行

惑星で一番美しいOSが1台でも多くのマシンで動くことを目指します。

Intel UHD Graphics 630用純正グラフィックスドライバ

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先日発売された新MacBook Proには、Coffee Lake-S CPUがいよいよ搭載されました。新製品に搭載された5種類のCPUと内蔵グラフィックスは以下のとおりです。

上の3機種が15インチモデル、下の2機種が13インチモデルです。15インチモデル搭載の内蔵グラフィックスには、デスクトップCPUのCoffee Lake-Sシリーズと同じIntel UHD Graphics 630が搭載されています。この新MacBook Proのグラフィックスドライバを入手すれば、8700K自作Hackintoshが安定して、そのグラフィックス性能を引き出せると思われます。

新機種で追加されたハードウェアのドライバを一般のmacOSユーザが入手できる時期は、通常、新機種が出た次のmacOSアップデートになります。今回の新MacBook Pro発表は、macOS 10.13.6が配布された直後なので、アップデートのタイミングを考えると、9月のMojaveでようやく入手できるかと思われます。なのでしばらくは入手不可能なのではと考えていました。ところが5chでこんな情報を教えてもらいました。tonymacx86のスレッドです。

www.tonymacx86.com

リカバリパーティションで起動して入手する

MacBook Proに搭載されているのは、App StoreからアップデートできるmacOSと同じ10.13.6です。しかし、App Storeで配布されているのはBuild 17G65なのに対して、新製品にインストールされているBuildは17G2112だそうです。そして、17G2112にしかIntel UHD Graphics 630のドライバは含まれていないようです。

ところが以下の手順で、最新Buildを入手できるそうです。

  1. SMBIOSの設定でHackintoshの機種を新製品に偽装する。15インチモデルはMacBookPro15,215,1で13インチがMacBookPro15,2です。macosx86の人はMacBookPro15,2を使ったようです。
  2. Clover r4651+をhttps://github.com/Dids/clover-builder/releasesから入手して使います。MacBookPro15,1, 15,2のSMBIOS情報が含まれているそうです。(config.plistに書かない情報などを補完してくれるのだと思われます)
  3. リカバリパーティションで起動します。するとApple社のサーバからmacOSをダウンロードしてインストールできるそうです。

ちなみにUHDグラフィックスドライバは、AppleIntelCFLGraphicsFramebuffer.kextだそうです。

Mojaveまで待てば良いけど

とはいえ9月に出ると思われるMojaveまで待てば、グラフィックスドライバは苦労をしなくても入手できます。また、Mojave Dev Beta 4から、このドライバが含まれているそうです。なので、本日出たMojave Public Beata 3にも、新ドライバが含まれているはずです。Mojaveは安定しているので、さっさとBetaに移行しても良いかもしれません。ただ、Coffee Lake-S自作Hackintoshをしている人が、High Sierraを使いたいと希望する場合には、この方法が良いかと思います。