AMD Radeon RX 590が10.14.2βで動く
AMDの新しいグラフィックスカードRX 590が発売されました。試してくれた皆さんの情報によると、これもRX 570/580と同様に、OOB(箱から出してそのまま)で動くらしいです。動いたという2報の報告は10.14.2βのようです。10.14.1で試したけど動かなかったという報告もあるので、10.14.2からのサポートなのかもしれません。
Vendor IDは0x1002 (これはAMDのIDです), Device IDは0x67dfだそうで、RX 580と全く同じです。ただ, Revision IDが0x00e1だそうです(RX 580は0x00e7)。なので同じデバイスのバージョン違いと認識されて動いているようです。「このMacについて」の表記は、Radeon RX 590ではなくて、Radeon Polarisになるようです。性能はというと、
- GeekBenchのOpenGLのスコアは144782だそうです。ちなみに手元のRX 580で試すと145563でした。違いはないですね。
- Unigine ValleyのExtreme HDは51.4fps/2149Scoreだそうです。手元の580 では47.3fps/1981Scoreでした。こちらはかなり改善されているようです。
ジサトラKTUのビデオで590のわかりやすい解説とベンチマークテスト結果が紹介されています。580との違いは、
- プロセスルールがシュリンクした (14nm→12nm)
- クロックが上がった (1340MHz→1545MHz)
- 消費電力が上がった (185W→225W)
ことのようです。こちらのビデオでは、クロックが上がった分の高速化は確認できているようです。 将来のサポートeGPUに590が追加されるのはおそらく間違いないですから、今後のmacOS更新で性能が生かされるようになると思います。なかなかWeb driverが提供されないのでAMDに移行しようと考えているNVIDIAユーザの人には良い候補かもしれません。